2022/07/03ブログ
小多田21 念願の雨に稲も豆も喜んでいます(7月3日)
長い間雨が降らず、田んぼも畑もからっからに乾いていました(水持ちの良い田は別)。「中干」(田植えから水に浸かりっぱなしだった土壌を一度干すことで土壌に酸素を供給するのと、秋のコンバインによる刈り取りを容易にする等の目的のために実施します)をしていた田んぼは、それが終わっても水が入れられずに苦労している所もありました。
畑は直播の黒豆もセル播きした苗を移植した黒豆苗も順調に育っていたのが、長く続く日照りで立ち枯れのピンチ。水を散布したり畝間に水を入れたりする農家もありましたが、これまで経験ないような暑さで「焼け石に水」状態。それを今回の雨が救ってくれました。
トラクターによる中耕培土も始まりました。中耕培土と言うのは、畝間を耕して土を株際に寄せることで、雑草の抑制と倒伏防止、酸素の供給と根の発生を促す等の効果が期待できる作業です。
☆写真はトラクターによる中耕培土がはじまった法人おただ圃場(雨降り前のからっから畑です)
農業にとって水はとても必要ですが、長雨などが続くと今度は根腐れや災害などが心配されます。自然の中で行う農業、なかなか大変な面もありますが、自然の恵みを生かして、消費者の皆さんに美味しく安全な作物をお届けできるよう頑張っています。今回の雨はそんな私達を、天が雨を降らして助けてくれたように思います。ありがたいことです。適度に降りますように。